『英国一家、日本を食べる』
- 著者
- マイケル・ブース著、寺西のぶ子訳
- ISBN
- 4750513040
- 出版社
- 亜紀書房
- 価格
- ¥1,900 (税抜)
フィッシュアンドチップス 味オンチの国のイメージありますが・・・
やはり美味しいものは世界共通なのか・・・
でも、このように日本食をよく思ってもらえるとうれしいもんですね!
商品紹介
著者は英国人フードジャーナリスト。本当のニッポンの食を知りたいと、妻と幼い息子2人を引き連れ来日する。本書は約3カ月かけて東京、北海道、京都、大阪、福岡、沖縄を食べ歩いたルポだ。今年4月に和訳本が出ると、じわじわ話題となり、現在7刷2万5000部。
簡潔、かつ興味をそそる日本語タイトル(原題は「SUSHI AND BEYOND」)がいい。「食に頓着しないイメージが強い英国人、しかも一家で日本を旅する面白さを強調したかった」と亜紀書房の編集担当、高尾豪さん。
一家は日本に着くなり新宿のデパ地下を探険し、小汚いがうまい店がひしめく「思い出横丁」へ。英国の4歳児が焼き鳥のレバーや軟骨を熱心にかじるのを見て、父は「甘いたれのパワーには、ひざまずくしかない」と舌を巻く。
ご当地B級グルメから超高級店、相撲部屋、酒蔵や味噌(みそ)蔵、テレビ番組の収録見学まで、「異邦人」の立場を自覚的に利用しながら、著者は貪欲に取材を進めてゆく。逆に私たちは一家の珍道中を通じ、普段とは異なる視点で日本を見ることになる。読めばきっと、上質の昆布(こんぶ)と鰹節(かつおぶし)でだしを取りたくなるはずだ。