村上海賊の娘 上 下
- 著者
- 和田竜
- ISBN
- 9784103068822
- 出版社
- 新潮社
- 価格
- ¥1,600 (税抜)
2014年本屋大賞受賞作!
『のぼうの城』から6年。
4年間をこの一作だけに注ぎ込んだ著者最高傑作!
和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。
毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。
折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。
家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる!
第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。
商品紹介
独りでも行く、鐚銭(びたせん)一枚の報酬で…
戦国時代、信長の大阪本願寺攻め。
本願寺に兵糧の運び入れを頼まれた毛利家は、瀬戸内の海賊・村上家に支援を要請した。
因島・来島・能島、三島村上の総帥村上武吉はどんな決断を下すのか。
その村上武吉には、景(きょう)と言う娘がいた。
景は、海賊働きに明け暮れる悍婦で醜女との評判で瀬戸内では嫁の貰い手がなかった。
景はある日海賊働き中に、大阪本願寺へ向かう門徒の一行を助ける事となり、難波へと向かう。
景はそこで、戦とは何かを知る。
本願寺攻めに信長本人が乗り出した頃、毛利・村上の船団がついに難波海へ。
村上海賊には毛利も後継ぎも知らない、三島村上の当主しか知らない「鬼手」と言われる禁じ手があった…。