職業としての小説家
- 著者
- 村上春樹
- ISBN
- 4884184432
- 出版社
- スイッチパブリッシング
- 価格
- ¥1,800 (税抜)
著者初の自伝的エッセイ 発売になりました!
商品紹介
この本は、あとがきによれば、
「自分が小説を書くことについて、こうして小説家として小説を書き続けている状況について、
まとめて何かを語っておきたいという気持ち」が前々からあり、5、6年前から書きためていたものだそうです。
前半の6章は、柴田元幸さんの雑誌『Monkey』に連載したもので、
後半の5章は、この本ではじめて発表する、つまり書き下ろし部分。
最後に、河合隼雄さんについての講演原稿を加えて、全部で12章からなります。
ふだんのエッセイ集のような「だ・である」調の文体ではなく、「ですます」調の文章です。
最初は、いつもの文体で書いたけれども、どうもうまくいかなかったので、
ためしに、目の前に座っている30~40人くらいの人に向かって語りかけるような設定、
つまり、架空の講演の原稿として書いたところ、すらすら書ける(しゃべれる)感触があって、
このような設定というか文体にしたということです。